本をテーマにしたカフェ「図書喫茶カンタカ」(東村山市秋津町3、TEL 042-306-0148)が12月15日、柳瀬川そばにオープンした。
店名の「カンタカ」は、映画「となりのトトロ」の登場人物である小学生のカンタと、「もののけ姫」の主人公であるアシタカを組み合わせた造語。武蔵野の雑木林や柳瀬川が近い自然あふれるエリアで、人間と自然がより良い関係を築き上げられるようにと願いを込めた。
店舗面積は128.45坪で、席数は最大74席。建物は2階建てで、1階がカフェスペース、2階は多目的スペースとなっている。カフェスペースはテーブル席のほか、1人でも利用しやすいカウンター席を設置。壁面には天井までの高さがある本棚を配置し、絵本をはじめ、自然・農業・街づくりに関する本など、オーナーの所蔵する本が並ぶ。喫茶を利用する人は、自由に読むことができる。
ドリンクの看板メニュー「オリジナルブレンドコーヒー」(450円)は、隣接する埼玉県所沢市の山田珈琲(コーヒー)豆焙煎(ばいせん)所で自家焙煎した苦みとコク、甘みのある深いりブレンド。そのほか、カフェインレスの「デカフェ」(同)やミルクチャイ、狭山茶ラッシー(以上600円)などもそろえる。
フードメニューは、スパイスを利かせた「チキンエッグカレー」「ビーフカレー」(以上1,000円)をはじめ、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」、「Kidsカレーセット」(以上650円)を用意。「キャロットケーキ」(500円)、「ガトーショコラ」(450円)、「珈琲ゼリー」(500円、以上価格は近日中に改訂予定)などのデザートも手作りする。
マネジャーの持田さんは「自然をコンセプトにした落ち着いた空間で、お好きな本をじっくり読みながらくつろいでいただけたら。将来的には食や自然についてのワークショップなども準備し、地域コミュニティーの場として意義のある場所にしていきたい」と意気込む。
営業時間は9時~20時。現在は新型コロナウイルス対策のため席数を減らして営業。