
富田竜馬東久留米市長は8月25日の定例記者会見で、コロナ過により自宅時間が増える子どもたちの「おうち時間支援事業」として、市内在住の0歳~18歳を対象に「1人当たり3,000円分の図書カードを配布する」と発表した。
担当者によると、対象者は約1万8000人。申請は不要で、9月上旬に世帯主宛に案内を送付する。「コロナ禍の影響で増加する自宅時間だが、読書なら自宅でも楽しめる。少しでも学びや新しい発見につながれば」と期待する。
「(図書カードの配布は)珍しい取り組みだが、立案の思いは?」との質問に対し、富田市長は「これまで子育て世帯も含め、コロナに対するさまざまな支援策を行ってきた。一方で子どもたちに対する支援には不足を感じていた」と説明したうえで、「難しい本だけでなく、漫画でも良い。夏休みには間に合わなかったが、少しでも子どもたちの笑顔につながれば」と取り組みに対する思いを話した。