東久留米市では8月5日、最高気温が36度を記録し、今年一番の猛暑日となった。市内を流れる落合川では、近隣の子どもたちが集まり水遊びを楽しむ姿が見られた。
落合川は同市の八幡町を源流とする約3.5キロの一級河川。周辺の豊かな湧水を取り込みながら、最終的に黒目川に合流する。2008(平成20)年6月に「落合川と南沢湧水群」として平成の名水百選に選ばれた、東京都唯一の川でもある。
「落合川いこいの水辺」は、遊歩道から水辺に下りられるようにと同市が整備した施設で、水深が浅く流れも緩やかなことから、小さなこどもでも楽しめる。訪れていた家族連れは「子どもたちが川遊びをする風景は、ここ(東久留米市)の夏の風物詩」と話す。
網を手にした子どもたちが、熱心に水生生物を採集する姿も見られた。淡水エビやザリガニ、時にはドジョウも取れるという。
近隣に住むという子ども連れの女性は「緊急事態宣言で遠出はできないが、夏休みに何か思い出作りをしてあげたかった」と話していた。
※2021/8/7 一部名称に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。