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小平で東京五輪公認スタンプラリー 2年後に向け観光客意識

参加賞のピンバッジ。東京2020大会デザインと同市オリジナルデザインの2種類

参加賞のピンバッジ。東京2020大会デザインと同市オリジナルデザインの2種類

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 小平市内55カ所を巡るスタンプラリー「食・農・文化 めぐりん小平」が7月24日、始まった。

文化プログラムの一つとなる「市民スポーツまつり」の様子

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 東京2020オリンピック・パラリンピック(以下「東京2020」)の公認プログラムとして実施するもので、東京2020大会の開催競技数と同じ55カ所の施設や店舗を設定する。市内全域を4つのエリアに分け、さらに飲食店・農産物直売所・文化施設・文化プログラムの4カテゴリーで構成。スタンプの色はカテゴリーごとに4色があり、3色以上のスタンプを集めると応募できる。

 応募できる賞は集めたスタンプ数によって変わり、「金メダル賞」は4色15個、「銀メダル賞」は4色9個、「銅メダル賞」は3色3個のスタンプで抽選に参加できる。締め切りは9月と11月の2回あり、いずれも東京2020大会の公式ライセンス商品と小平の特産品を景品として用意する。抽選に外れた場合も参加賞として、応募者全員にピンバッジを進呈するという。

 主催する同市文化スポーツ課の林弘子係長は「東京2020大会の会場がない小平でも、スタンプラリーを通じて多くの人に市内を回遊していただくことで、地域活性化につなげたいと考えた」と話す。市内回遊型イベントとしては2015年から実施しているが、昨年の参加施設数は14カ所。今年は施設数を大幅に増やすべく、同市にキャンパスを置く大学や農産物直売所、飲食店にも呼び掛け、55カ所の参加が実現した。

 「昨年までは施設間の距離が長く、次の場所への案内がしづらいことが課題だった。施設間に点在する飲食店などにも参加してもらうことで、より回遊しやすくなると思う」とも。期間中には3回の収穫体験も組み込み、市内農産物の魅力を発信することで地産地消の推進と商業の活性化も図っている。

 林係長は「東京2020大会の目玉となるのは競技のみではなく、各地で開催される文化プログラムもある。今年は施設で開催される展覧会や祭りなども回遊ポイントとすることで、文化プログラムの魅力を発信したい」と意気込む。「小平市も開催都市である東京都の一員。市民の皆さまにもSNSなどを通じて一人一人が発信者となり、地元の魅力を伝えてもらえれば」と呼び掛ける。

 11月4日まで。応募締め切りは第1回が9月10日、第2回が11月4日。スタンプ台紙を兼ねる冊子は、参加施設や市役所で配布している。

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