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東久留米で麦の収穫祭 「畑を耕し育てる人・作る人・食べる人」の橋渡しに

開会と同時に満員になったという昨年のパンマルシェブース

開会と同時に満員になったという昨年のパンマルシェブース

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 麦の収穫祭「東久留米麦まつり」が10月7日、都立六仙公園(東久留米市中央町3)で開催される。

昨年は晴天に恵まれ、多くの来場者でにぎわった

 昨年の小麦収穫量は約11トンと、近隣市の中でも群を抜く生産量を誇る東久留米市。特産品の「柳久保小麦」は戦時中に一度栽培が途絶えたが、46年ぶりに復活し市内の農家で生産されている。現在はうどん・かりんとう・まんじゅうなどに加工され、「地元の味」として親しまれている。

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 地域でも珍しい「麦まつり」は農家と消費者をつなぐためのイベントとして、2013年に市役所で初開催された。2016年に場所を六仙公園へ移してから、今年で3回目となる。「最初は30人程度のごく小さなイベントだった」というが、昨年の来場者数は1200人を数えた。今年は出店者数を大幅に増やし、さらなる集客を見込む。

 主催する「higashikurume 麦」代表の宮沢ロミさんは、自身もベーカリー「プチ・フール」を経営しながらパン作りをしている。「地粉を使ったパン生地は重たく、扱いにコツがいる。すべてのパンに使うことは難しいが、地元産の小麦を使ったパンも作りたくて」と話す。

 当日は同店や「パン工房モナモナ」をはじめとする近隣のベーカリーを中心としたパンマルシェのほか、タイ焼きそばや野生のエチオピアコーヒーなどの出店も予定。一部の店では東久留米産の小麦を使ったギョーザや手打ちうどん、すいとん、パンなどを提供する。キッチンカーで販売する出来たてのバナナジュースも、毎年人気だという。

 一般客が参加できる「小麦体験」として、石臼を使った粉ひき・うどん作り・パン作りの企画も用意する。その場で食べることはできないが、自宅への持ち帰りは可能。食べ物以外にも、東久留米産の麦わらを使ったヒンメリ作りなどのワークショップや、二胡やギター、アフリカン太鼓によるミニライブが収穫祭に華を添える。

 宮沢さんは「麦にはいろいろな世界があることを子どもたちに知ってほしい。微力ながら地域農業の振興に役立てたらという思いもある。『また来たい』という声もよくいただくので、初めての方も遊びに来てもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~15時。雨天時は8日に順延。問い合わせはプチ・フール(TEL 042-474-0139)で受け付ける。