新緑の美しい玉川上水の木々や美術館庭園の草木を眺めながら野だてを楽しむ「春のお茶会」が4月19日から、平櫛田中彫刻美術館(小平市学園西町1、TEL 042-341-0098)で催される。
平櫛田中は明治から昭和にかけて活躍した、日本を代表する彫刻家の一人。同館では田中が晩年の10年間を過ごした邸宅を公開するとともに、後に新築された展示館で「田中芸術」への理解を深める企画や展示を行っている。
庭園で抹茶と景色を楽しむ野だては、春と秋に行う恒例企画。同館学芸員の藤井明さんは「普段は下りることができない庭に出て、新緑を楽しむことができる。国立能楽堂を設計した大江宏さんが手掛けた建物の外観を眺められる貴重な機会でもあるので、楽しんでいただきたい」と話す。
茶会に合わせ、4月17日~24日は桜草を棚に並べて展示する。
開催時間は10時~15時。定員は先着60人。料金は1席300円(抹茶と菓子付き、要別途観覧料300円)。荒天時は平櫛田中彫刻美術館内で行う。桜草の鑑賞のみは観覧料300円。4月21日まで。