東村山の「AIBAワークス(東村山市青葉町1)」で7月22日、「AIBA手しごとフェスタ」が開催される。主催は相羽建設(東村山市本町2)。協賛は山長商店(和歌山県田辺市)。
「ものづくりを通して、たくさんの人に『木』という素材を身近に感じてもらいたい」と企画された同イベントは、今年で5回目を迎える。今回は「おくりもの」をテーマに、「大切な人に贈りたい」木の道具や小物を作るワークショップを予定。会場には木製の屋台や無人販売所も並び、「工務店ならではのものづくり」を体感できるという。
ワークショップでは「木のこども椅子」や「木の学童椅子」作りのほか、マホガニー材の板を彫刻刀で削り出す「木のお皿」作りなどを体験できる。今年は新たに「木のほうき」作りのワークショップも用意。西多摩郡日の出町にある山で採取したシュロの木を使い、皮を整えたり手でほぐしたりしたあと、ほうきの柄となる木に巻き付けて作製する。同社広報部の伊藤夕歩さんは「ほうきは使い勝手が良く、シュロの皮に含まれる油が天然のワックスとなり、無垢(むく)材の床を掃くとツヤツヤになるのが魅力」と話す。
会場では「手しごとショップ」として「国分寺ひつじ堂」や東久留米のベーカリー「プチ・フール」などが出店。初参加となる「住み開き雑貨店」の雑貨販売や「ラ・メール」による焼き菓子販売も行う。
伊藤さんは「フェスタは例年、大工さんやスタッフの皆で企画から始め、会場設営や運営まで一丸となって作り上げている。今年は『おくりもの』というテーマに合わせたプチ企画も用意しており、ワークショップを楽しんでいただくことはもちろん、普段は家造りの現場で仕事をしている大工さんやスタッフと一緒にものづくりをすることで、コミュニケーションが広がるきっかけになれば」と期待を込める。
開催時間は9時30分~17時。入場無料。雨天決行。