シチズン時計(西東京市田無町6)が3月10日から、米テキサス州オースティンで開催される展示会「サウス・バイ・サウスウェスト(以下、SXSW)2019」に初出展することが決まった。
「Riiiver」の使用イメージ。さまざまなデバイスやサービスを3ステップで組み合わせ、自分に合った機能をカスタマイズできる
SXSWは音楽・映画・インタラクティブに関する世界最大規模の展示会。シチズンはインタラクティブ部門「Trade Show」の会場内にブースを設け、時計を起点にした新たなプラットフォーム「Riiiver(リィイバー)」のコンセプトを伝える。
Riiiverは腕時計を起点に、「ヒト・モノ・コト」をつなぐIoTプラットフォームで、多様化する人々のニーズに合わせさまざまな機器やサービスに接続。「新たな『時(=ライフスタイル)』の体験」を提供するために開発された。時計のボタンを押すと、近くのカフェの位置が時計の針で示されたり、スマートフォンから明日の天気が雨と通知されると時計のライトの色が変化したりといった具合に、ライフスタイルに合わせて機能を自由にカスタマイズできるという。
広報IR室の大舘のりえさんは「これからはいろいろなものがIoTでつながる世の中になる。時計もそのツールの一つになるために、『Riiiver』を開発した。参加する製品やサービスが多いほど、可能性が広がる。SXSW2019に出展して参画企業やアイデアを集め、充実させていければ」と期待を込める。
会場では「Riiiver」に対応した腕時計の発表も予定する。