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ひばりが丘公民館で「不登校に悩む子ども達に寄り添う」ための講座 情報交換会も

会場の西東京市ひばりが丘公民館

会場の西東京市ひばりが丘公民館

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 子どもの課題を考える講座「多様な生き方を考える~不登校に悩む子ども達に寄り添うために~」が2月17日、ひばりが丘公民館(西東京市ひばりが丘2、TEL 042-424-3011)で開催される。

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 「育成会ひばり」との共催事業。講師はNHKラジオ第1電話相談「子どもの心相談」心理相談員を担当してきた心理カウンセラーの内田良子さん。不登校に関する具体的な事例から、保護者や地域の大人たちが「どのような寄り添い方ができるのか」を考えていくという。

 事業のスタートは、同公民館が「育成会ひばり」副会長の河野美晴さんから相談を受けたのがきっかけだった。河野さんは「親は子どもが『学校に行きたくない』と言ったら理由を知りたくなるし、行かない日が続いたら何とかして学校に行かせなければと思ってしまう。不登校に悩む親子のために何ができるか、一緒に考えたいと思った」と話す。

 双方で話し合いを重ね教育講座を企画し、初回は2017年2月にNPO法人「全国不登校新聞社」編集長の石井志昴(いしいしこう)さんを迎えて開いた。以降、年に3~4回のペースで当事者のみならず、児童民生委員、社会福祉協議会の職員も参加する情報交換会を行いながら、毎年同じテーマで実施している。

 講座を担当する、ひばりが丘公民館の星野美津子さんによると、参加人数は年々増える傾向にあり、参加者からは「子どもの対応に戸惑い、自分一人ではどうしていいかわからなかった」「同じ悩みを語り合う場が必要だ」という声が多く寄せられているという。

 星野さんは「講座、情報交換会を重ねた参加者の中には『皆さんの経験談から、子どもとの関係を見直すことができた』という人もいる。悩みのピークを越え少し落ち着いた人たちの存在が、苦しみの真っただ中にいる人への支えになる。まずは必要としている方にこの講座が届いてほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は13時~16時(終了後は別途、情報交換会あり)。入場無料。定員は50人(先着順)。申し込みは電話かメールで「ひばりが丘公民館」まで。

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