清瀬市は現在、改元を記念して「令和」「平成」の文字を刻印した年輪プレートを販売している。
年輪プレートの素材は市の木にも指定されているケヤキで、大きさは長辺15センチ程度。今月2日に販売を開始し、新元号のお祝いムードの中、すでに80枚ほどが売れているという。
総務課営繕係の海老澤雄一さんは開発のきっかけについて、「使っているのは、交通安全確保のために伐採したケヤキ。ウッドチップなどに加工もしていたが、こうしたプレートにすることで一生の記念になり、大事にしてもらえると思った」と振り返る。
元号のみのほか、婚姻届と出生届を提出した人向けのデザインも用意(各限定50枚)。5月7日から6月28日までの期間にそれぞれの届を提出し、緑地保全のための寄付(500円以上)をすると進呈される仕組み。
「出生記念証」プレートは新生児の名前・生年月日・身長・体重を刻印するため受け付け後2~3日かかるが、「婚姻証明書」プレートは新郎新婦の名前と結婚記念日を申込者が書き込めるようになっており、すぐに持ち帰ることができる。
海老澤さんは「改元の盛り上がりもあり、問い合わせが入るなど好評を得てうれしい。天然素材のため大小さまざまな形があるが、好きなプレートを選んでいただくことも楽しみの一つになるのでは」と話す。
価格は1枚300円。売り上げは市の緑地保全基金として寄付する。