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西東京の「ひばりテラス118」で結婚式 地域住民らが花道のサプライズ

コミュニティーセンターで開かれたガーデンウェディング・パーティー

コミュニティーセンターで開かれたガーデンウェディング・パーティー

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 マンションや戸建てが立ち並ぶ住宅街にあるコミュニティーセンター「ひばりテラス118」(西東京市ひばりが丘3)で5月18日、ガーデンウェディングが行われた。新郎新婦が入場する花道に現れると、周辺の公園で遊んでいる家族連れや道行く人たちが集まって拍手を送り、会場は温かな雰囲気に包まれた。

周辺の住民が花道を作り、新郎新婦を祝福した

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 「ひばりテラス118」は1959(昭和34)年に造成された団地を、再開発の際に1棟を残してリノベーションしたレトロなテラスハウス。周辺のマンションや一戸建てなど1187戸の自治会や住民同士をつなぐコミュニティーセンターとして2015(平成27)年にスタートした。

 立ち上げメンバーでもある新郎の荒昌史さんが「大好きなひばりが丘、大好きなひばりテラスで、大切な友人に囲まれて結婚式をしたい」と友人51人を招いた式。当日は同施設の庭「草の広場」にテーブルや椅子を用意し、新郎新婦入場のタイミングでは、近隣に住むプロのピアニストやバイオリニストが生演奏し盛り上げるなど、地域の人たちの手によるぬくもりあふれるパーティーとなった。

 祝福の花道は住民らによるサプライズとして行ったもので、事務局からの呼び掛けで付近のマンションや戸建ての住民ら30人が参加した。公園でキャッチボールをしていて花道に参加した小学5年生の男の子は「初めて結婚式を見た」とうれしそうに話し、付近の住民は「みんなが住む街で結婚式が開かれるのはうれしい」「年代に関係なく交流していて、以前よりフレンドリーでにぎやかな街になっている」と喜びの表情を見せた。

 同施設事務局長の高村和明さんは「ひばりテラス118としてだけでなく、まちの方々の参加を通じて『地域』としてお二人の人生の節目に立ち会えたことがうれしい。まちの中でいろいろな思い出が積み重なることで『住む』場所が『暮らす』場所に変わっていくと思っている。今後も、さまざまな方の節目に立ち会えるような場所になれたら」と話す。

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