テークアウトや出前・UberEatsに対応する市内の飲食店をまとめたアプリ「KODAIRA BENTO MAP」を小平の市民有志が作成し、現在利用と掲載を呼び掛けている。
発起人は、「東京に『ふるさと』をつくる」をテーマにプロボノとして活動する「foo&bar DESIGN」代表の出口みちたかさん。新型コロナウイルスによる自粛ムードを受け、「自分ができる範囲のアクション」を始めようと行動に移した。
「イベントの中止や外食控えによって地域の飲食店が大きなダメージを受けているが、店内で食べなくても、テークアウトできる店はたくさんある。それをまとめることで、自粛ムードの影響をもろに受けてしまう個人経営の飲食店を、みんなでレスキューできたら」と出口さん。
アプリはウェブサービスの「Glide」で作られており、スマホやパソコンなどから該当URLにアクセスするだけで、誰でも簡単に見ることができる。フェイスブック上で2月26日に告知を始め、3月6日現在の登録数は27店舗。
アプリ画面右上にある「+」ボタンを押すと出てくる店舗名・持ち帰りや配達の対応有無・住所・店舗紹介などの項目を入力すれば、誰でも掲載店を追加できる仕組み。登録した情報は、「UberEats対応店舗」「おまとめ配達/近隣お届け対応店舗」「テークアウト対応店舗」のカテゴリーに分けて表示される。自薦・他薦は問わず、掲載は無料。
出口さんは「コロナウイルス対策をしつつ、宅飲み宅食で積極的に『BENTO』を利用することが、地域の飲食店を救うことにもつながる。公立小中高の休校に伴う給食対策としても活用してほしい」と呼び掛ける。「各店の混雑状況によっては対応できない場合もあるため、できるだけ事前予約を推奨したい」とも。