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小平のバリアフリー情報アプリ、「段差ダンサーズ」がPR 市民グループが作成

オリジナルソング「ええじゃないか」を歌いながら小平グリーンロードの狭山・境緑道を練り歩くメンバー

オリジナルソング「ええじゃないか」を歌いながら小平グリーンロードの狭山・境緑道を練り歩くメンバー

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 小平市内で活動する市民グループ「小平あたりでシビックテック」が8月3日、手作りの「小平バリアフリー情報」アプリをPRするパレードを行った。同日開催の「小平グリーンロード灯(あか)りまつり」に合わせてオリジナルソングの生演奏と踊りを披露し、一団に参加する人やハイタッチする人も現れた。

地口行灯(あんどん)に灯がともる灯りまつり会場

 当日は花小金井駅から「灯りまつり」会場まで続くグリーンロードの一部や、光が丘公園、たけのこ公園、小平ふるさと村を練り歩いたほか、ふるさと村に隣接する「かきの木公園」内での同時開催イベント「NEOふるさと村」でもPRを行った。

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 アプリのために作られたオリジナルソング「ええじゃないか」は「バリアフリーと言えば『段差』」という発想から、ダンサー、ダンスと転じた遊び心から生まれた。レゲエのリズムに「小平だけに『平ら』になるよう。心の段差をなくそう」とメッセージを乗せた。作詞・作曲したのは「歌う公務員」と呼ばれ、小平を題材にした数々の楽曲を発表してきた「Big市川」こと市川裕之さん。踊りは、市内を中心に子育て情報サイトの運営やイベント開催も行う小林菜美さんが振り付け、参加メンバーたちが「段差ダンサーズ」となって踊った。

 7月に完成したアプリはパソコンやスマホから無料で利用が可能で、小平市内と一部近隣市のカフェやレストランなどの飲食店、スーパーマーケットなどの住所・電話番号・URL・地図などに加え、それぞれのバリアフリー情報が閲覧できる。利用者も入力フォームから新しい情報を追加してデータベースの構築に参加できる。

 同グループは「皆の得意技を生かして、地域・コミュニティーの課題解決を楽しむ」をキャッチフレーズに活動している。会社員やフリーランス、地域活動をしている人など70人以上がフェイスブックを通じて集まった。メンバー自らが足を運び集めた市内の情報をインターネット上のマップに記録し、アプリは「避難所・公園」「飲食店情報」「イベント情報」などバリアフリーを含めた4つ、マップも「赤い丸ポスト探索」「野菜・果実の直売所」などの分類ごとに多数製作。そのほかリアルな場として、地域の人が活動を知ることができるよう、公園などで気軽に会話ができるイベントも開いている。

 代表の富永哲欣さんは「オープンデータや行政で分断される情報の足りない部分を市民が楽しみながら集めたデータで、誰でも見られる。身体的な不自由に関するバリアフリーだけでなく、その場で手助けすることができるような『心のバリアフリー』につながったら」と話す。

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