東京大学宇宙線研究所(千葉県柏市)所長・教授の梶田隆章さんのノーベル賞受賞を記念した植樹式が4月15日、西東京いこいの森公園(西東京市緑町)で行われる。同日、多摩六都科学館サイエンスエッグ(西久保町5)で講演会も行われる。
梶田さんは2105年、素粒子ニュートリノの研究が評価されノーベル物理学賞を受賞。現在、梶田さんが所長を務める同研究所は1955(昭和30)年から田無市・保谷市合併(2001年)前まで、現在の西東京いこいの森公園に「東京大学原子核研究所」という名前で位置し、その跡地に同園が造られた経緯がある。梶田さんやノーベル賞受賞者の先輩である益川敏英さんらも当時は田無で暮らし、研究に取り組んでいたという。
講演会は「『ロクトサイエンスレクチャー』Zoooooom! Inニュートリノ~幽霊素粒子が教えてくれる宇宙のすがた」と題し、梶田さんが素粒子の一つであるニュートリノや、その観測装置などについて話す。対象は新小学5年生以上で、定員は180人。参加には事前申し込みが必要で、応募締め切りは4月6日。
植樹式の開催時間は15時~15時30分。