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小平・鷹の台に「ボノボノス」 カフェ併設で誰もが自由に使える学びの場を

1階カフェスペース

1階カフェスペース

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 小平・鷹の台の「学び」をテーマにした複合施設「ボノボノス」(小平市小川町1)が現在、グランドオープンに向け試験営業を行っている。

セルフリノベーションの様子

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 店名は、霊長類の中でも社交的で利他的だといわれている動物「ボノボ」に着想を得た。店主の長澤広太郎さんが「ボノボを見習い、さまざまな人が集まる場所にしたい」とイメージし「ボノボノス」(ボノボの巣)と名付けた。内外装はセルフリノベーションで1年半かけ、仲間と作り上げたという。

 施設のコンセプトは「Co-studying space」。誰もが自由に使える学びの場として、1階がカフェと学びのスペース、2階がもの作りのスペース兼ギャラリー、と用途を分けた。カフェは11時~14時30分までをランチタイムに設定し、それ以降はスペースのみの利用も受け付ける。メニューは、スパイスからこだわって作る「チキンカリー」(850円)のほか、スペシャルティグレードの豆を使った「アメリカーノ」(500円)、「ノンアルコールビール」(400円)などのドリンクも用意する。

 美術大学を卒業後、通信大学へ進学した長澤さんは、1人で黙々と学習を続ける難しさを痛感。美大在学中から感じていた「新しい学びを得られる場所がほしい」という思いも場所づくりのきっかけだったという。「多様な人が集まって学び、さらに学びたいと思う人が継続してまた人と出会い、新しい学びが始まる。そんな循環を生み出せるような場、コミュニティーになれば」と長澤さん。

 「すべての作業を自分たちで行ったため膨大な時間がかかってしまったが、何とか形になった。おいしいカレーとコーヒーを用意しているので、少しでも興味がある方は見に来ていただけたら。スペースだけの利用も歓迎」とも。

 営業時間は11時30分~20時。当面の営業日はインスタグラムとフェイスブックで知らせる。

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