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鷹の台に週2日営業のギャラリーショップ 美大生ら15人の作品を日替わり展示

展示販売のイメージ(写真は過去に開催した作家展示の様子)

展示販売のイメージ(写真は過去に開催した作家展示の様子)

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 鷹の台のグリーンロード沿いにあるギャラリー「Galeria mano a mano(ガレリア マノ ア マノ)」(小平市上水新町3)が5月3日、ギャラリーショップをオープンする。

「Galeria mano a mano」外観。ギャラリーは建築設計事務所兼自宅の一部(向かって右側)を開放している

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 オーナーの布施宏江さんが建築家の夫と共に「美大に通う学生の力になれたら」と昨年4月末、自宅の一部をギャラリーとして開放した。布施さんは「私自身は何も作ったりはできないけど、いろいろな展覧会に行くのが好き。でも作家さんの作品を買わせてもらううちに、生計を立てていくには厳しい実情を知った。材料費のためにバイトをして、制作時間が不十分になってしまう子もいる。小さくてもいいから、学生も気軽に利用できる展示の場を用意してあげたいと思った」と話す。

 運営しながら学生たちに話を聞く中で、気軽に作品を販売できる場が欲しいという声に応えて「マノマノ市」を始めたのは昨年7月。屋外にテーブルを出して作品を並べ、道行く人が手に取りやすく、売り手との距離が近い対面販売形式にした。以来ほぼ月1回のペースで開催していたが、ギャラリーの1周年をきっかけにショップオープンへ踏み切った。

 ショップには布施さんがほれ込んだ作家15人のアート・クラフト作品が並ぶ予定。作家は現役の武蔵野美大生と卒業生で、作品のジャンルは金工・テキスタイル・ガラス・陶磁器・革製品・絵画など。週2日のオープンに合わせ、それぞれの作家による作品をセレクトし日替わりで展示販売する。

 「もっとアートのことを理解したい」と今年から自身も武蔵野美術大学通信教育課程で学び始めた布施さん。「私がきちんとお客さまに説明できるよう、一つ一つ作り方などを作家さんに聞いている。みんなさまざまな工夫を凝らしていて感心してしまう。作品は全て一点物なので、その時々の出合いを楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は木曜・日曜の11時~17時(ギャラリー展示がある週は除く)。5月3日~6日は連日営業する。

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