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小平のガスミュージアムで企画展 かまどやストーブなどガス機器の歴史紹介

ガスミュージアム外観(左が展示会場のガス灯館)

ガスミュージアム外観(左が展示会場のガス灯館)

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 「快適と安心 くらしを変えたガス機器たち展」が現在、小平の「GAS MUSEUM(ガスミュージアム) がす資料館」(小平市大沼町4、TEL 042-342-1715)で開催されている。

ケース内の展示品。ガス炊飯器など身近な機器の変遷を見ることができる

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 東京ガスの歴史や、暮らしとガスの関わりを紹介する同館。展示の会場となる「ガス灯館」は、1909(明治42)年に建築された東京ガス本郷出張所の建物を移設・復元したもの。赤レンガ造りの建物前には芝生と緑が広がる中庭があり、散策を楽しむ人もいるという。

 1897(明治30)年に同社が熱源として炎の利用方針を打ち出してから、ガスかまどやガスストーブ、ガス風呂釜などのさまざまなガス機器が開発されてきた。今回の展示では42点の展示資料と共に、人々の暮らしを支えてきたガス事業の歴史と「快適に安心してガスを利用するため」の工夫や努力の足跡を紹介している。

 開催が始まって1カ月がたち、来館者からは「懐かしい暮らしの道具を80代の両親が見てうれしそうだった」「昔と今の違いがすごく分かっていい」「(ガス機器が)種類ごとに分けられていて分かりやすかった」などの感想が寄せられている。

 担当の高橋豊さんは「さまざまなガス機器が開発される中で、自動点火装置などの快適で便利な機能が搭載されたものや、ストッパー付きガス栓などの安全機能を採用したものが登場し、現在の快適で豊かな暮らしを支えてくれている。身近な存在であるガス機器を間近に見て、その歴史を感じていただければ」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。入館無料。9月30日まで。

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