西武鉄道が2月26日、西武園ゆうえんちの2021年リニューアルオープンに伴い、主要最寄り駅2駅の駅名を変更することを明らかにした。
西武園ゆうえんちリニューアルの発表会見でコメントする後藤会長
西武多摩湖線・西武遊園地駅(東村山市多摩湖町3)は、多摩湖の最寄り駅であることと所在地から「多摩湖駅」に名称を変更する。地域になじみがある点に加え、1951(昭和26)年から1979(昭和54)年にかけて実際に使われていた駅名という点も、選考の理由だという。
1936(昭和11)年に開業した同駅は、村山貯水池、狭山公園前、多摩湖、西武遊園地の順に、これまでも駅名を変えながら営業してきた歴史がある。1日の平均乗降客数は2018年度実績で2695人。
同園の西側に位置する山口線・遊園地西駅(埼玉県所沢市)は「西武園ゆうえんち駅」に改称し、リニューアル後のメインゲートとする予定。
西武鉄道の後藤高志会長は「西武園ゆうえんちに以前のようなにぎわいを取り戻し、埼玉・所沢の地を魅力ある訪れたい場所に変える」と意気込む。
実施時期は2021年を予定する。