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小平ゆかりのサッカー選手らが市民へ応援メッセージ ZOOMでファンとの交流も

左=吉本一謙選手(©S-PULSE) 右=石川直宏クラブコミュニケーター(©F.C.TOKYO)

左=吉本一謙選手(©S-PULSE) 右=石川直宏クラブコミュニケーター(©F.C.TOKYO)

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 新型コロナウイルスの影響が広がる中、小平市ゆかりのサッカー選手らがファンや市民に向けてオンラインでメッセージを発信している。

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 感染拡大防止のためJリーグは現在公式戦を中断しており、多くのチームが活動を休止し、再開の見通しは立たない。こうした中、選手やクラブからサポーターや拠点地域に向けた発信が相次いでいる。

 小平市出身で現在清水エスパルスに在籍する吉本一謙(かずのり)選手は、4月16日に希望者と直接話をする企画を自身のインスタグラムで告知。すでに終了した第1弾では70人を超える申し込みがあり、オンライン会議ツールのZOOM(ズーム)を介してそれぞれと約15分間にわたり交流した。「選手同士の関係やサッカー練習についての質問、けがで悩む学生の相談をはじめサッカー以外のことまで、いろいろな話をした。たくさんの人と話すことができて、自分自身にとっても良い体験だった」と振り返る。

 第2弾は観光まちづくり大使にも任命された小平市への「恩返し」として、市内に在住または所属チームがある小学生とその保護者、指導者を対象に募集している。練習についての質問や相談を受けるほか、チーム名や個人の名前を入れた動画メッセージを送るなどのアイデアも挙げる。クラブの練習が休みの間に限った企画のため、期間は未定だという。申し込み方法などは4月26日のインスタグラム投稿で確認できる。

 吉本選手は「外出自粛期間中は練習も試合もないため、ファンの方はプレーを見られない。選手として今できることは何かと考え、他の選手がまだやっていないことに挑戦してみた」と話し、「この企画で皆さんの自粛期間が少しでも楽しくなればうれしい。できるだけ多くの人と誠意を持ってコミュニケーションを取りたいと考えているので、気軽に連絡してもらえれば」と呼び掛ける。

 小平市に練習場を持つFC東京からは、クラブコミュニケーターの石川直宏さんが市ホームページを通してメッセージを発信。医療従事者への感謝を述べるとともに、再開のために準備する現状を伝え「もどかしい気持ち、苦しい気持ちは再開した時のエネルギーに必ずなる」とし、「共に乗り越えましょう。バモス、小平!バモス、東京!」とエールを送る。

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