FC東京のチームマスコット「東京ドロンパ」を描いた新しいマンホールふたが9月7日、「こだいら環境フェスティバル」で披露された。
新マンホールふたのデザインの一つ。東京ドロンパとヒルガタワムちゃんが下水道館を背景に並ぶ
こだいら環境フェスティバルは「環境に対する市民の意識の高揚」を目的として、市とNPO団体、市民が共同で毎年開催するもの。小平中央公園(小平市津田町1)で行われた開会式では、小林正則市長が「年に1度、個人個人が環境改善について考える日。一つでも、自分でできることを考えてみてほしい」とあいさつした。FC東京常務の三島淳一さんは「小平市内には練習拠点があり、マンホールふたの企画は、市と進める事業連携の一つ」と言い、「FC東京は現時点でJ1リーグのトップ」と話すと会場のファンから拍手が起こった。
開会式に続くお披露目式では、東京ドロンパと「小平市ふれあい下水道館」(小平市上水本町1)のオリジナル微生物キャラクター「ヒルガタワムちゃん」がコラボした新マンホールふた1枚が披露された。東京ドロンパと共に登壇した市内の小学生5人も、さまざまなデザインが施されたレプリカを掲げた。
当日は下水道館の屋外でも完成記念式が行われ、お披露目式とは異なるふたの実物もお目見えした。近年、全国の市町村が意匠を凝らしたマンホールふたを企画・設置しているが、Jリーグチームとコラボレーションしたものは都内初の取り組みということで、強い日差しにもかかわらず多くの人が集まった。
両会場では東京ドロンパとの握手、写真撮影の時間があり、事前に申し込んだ子どもたちは思い思いのポーズで記念撮影に臨んでいた。FC東京を応援しているという市内の小学生は、新しいマンホールふたについて「上出来かな」「かっこよかった」と笑顔を見せた。東大和市から訪れたというファンの女性は「カラフルで楽しい」と話した。
新デザインのマンホールふたは9月末には8点全てが完成し、市内各所に順次設置する。下水道課の担当者は「年内には小平駅前、FC東京練習グラウンド、市役所などに新しいマンホールふたの設置が完了する予定」とアナウンスした。