小平市は市内に練習場(小平市大沼町3)を持つサッカーJリーグ・FC東京の創設20周年を記念したモニュメントの制作に当たり12月20日、同市初となるクラウドファンディングによる寄付の募集を始めた。
現在のチーム練習場である「FC東京小平グランド」は2002年に「FC東京深川グランド」から移転したものだが、ホームゲームは調布にある味の素スタジアムで行うため、練習場自体の認知度はあまり高くない。最寄り駅となる小平駅南口にモニュメントを設置することでチームとの縁をアピールし、地域活性化を図りたい考え。
モニュメントでFC東京のチームマスコット「東京ドロンパ」と一緒に並ぶのは、市のシンボルキャラクター「ぶるべー」。ブルーベリー国内栽培発祥の地をPRするため2006年に武蔵野美大の学生がデザインし、愛称は市民の公募で決まった。市内のイベントに多数登場するなど、子どもから大人まで多くの市民に親しまれている。
目標金額は200万円。寄付は1口1円から可能で、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」から手続きができる。そのほか金融機関や郵便局、現金書留、窓口への持参も受け付ける。1万円以上の寄付をした先着200人には、モニュメントの台座に取り付けるネームプレートへ氏名を掲示できる特典付き(個人名のみ)。
12月25日現在の達成率は50%に届く勢い。プロジェクトに賛同する人からは「学生時代から思い入れのある小平市の力になりたいと思い、今回協力させていただきました。完成を楽しみにしています!」「江戸川区民なんでなかなか訪問出来ませんが完成したらぜひともお伺いしたいと思っています!」(以上、原文ママ)などのメッセージが寄せられている。
募集期間は来年2月15日まで。