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「清瀬ひまわりフェスティバル」4年ぶり開催へ ヒマワリ10万本が満開

2018(平成30)年のフェスティバルの様子。この年は過去最大の約15万人の来場者が訪れた

2018(平成30)年のフェスティバルの様子。この年は過去最大の約15万人の来場者が訪れた

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 清瀬市は7月1日、4年ぶりに開催する夏のイベント「清瀬ひまわりフェスティバル」の事前予約受け付けを同市公式ホームページで始める。

「清瀬ひまわりフェスティバル」4年ぶり開催へ ヒマワリ10万本が満開

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 農地所有者が緑肥として栽培しているひまわりを有効活用するため、同市と「清瀬市農ある風景を守る会」が2008(平成20)年から共同で開催する同フェス。今年で13回目となる。

 約2万4000平方メートルの畑に、都内最大級の約10万本のヒマワリが咲き誇る景色を見ようと、期間中は10万人を超える来場者が訪れる。市産業振興課の保原樹(やすはら・いつき)さんは「市内でも有数のイベントに成長した」と話す。

 前回開催は2019年で、以降はコロナ禍の影響で3年連続中止となっていた。「コロナ禍に加え、戦争、物価高騰など、2023年は暗いニュースが続いた。『元気なヒマワリを見て明るい気持ちになってほしい』――そんな運営会員らの思いらの思いから今年の開催を決めた」と保原さん。

 一方、イベント開催には課題もあった。人口約7万4000人の同市に期間中、10万人を超える集客がある。ほとんどが市外からの来場者であることから、周辺の交通渋滞や公共交通機関の混雑、ヒマワリ畑周辺の地域住民への影響も心配された。

 元々、閑散期の農地を有効活用しようと始めたイベントだった。これまで、職員・農家・地域住民らが一丸となってボランティイアで育ててきたが、来場者数は初回と比較して10倍近くも増加。もはや手作りの運営は不可能だった。

 そこで市は、警備員の増員やイベント専門家へのディレクション依頼など、今後も継続してイベントを行える取り組みを進め、その資金の一部を、ふるさと納税制度を活用したガバメント・クラウドファンディング(CF)で募ることにした。ふるさとチョイス限定で、「開園30分前に入場できる権利」が得られる返礼品もあり、「約10万本のヒマワリを独独り占めできる。動画や写真撮影に最適では」と保原さんは話す。

 渋谷桂司(けいし)清瀬市長はCFのページで、「当市は財政力指数が都内の市で最下位(2021年度)で、決して豊かな自治体ではない。今後も継続させるために、ぜひ気持ちを頂ければ」と協力を呼びかける。

 開催は7月22日~30日の9時~16時。申し込みはネットからの事前予約制。

※2023年7月2日、一部修正いたしました。

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