2020年東京オリンピック・パラリンピック聖火リレーのルートが6月1日、大会組織委員会より発表され、東村山市ではセレブレーション会場に国立療養所多磨全生園(東村山市青葉町4)が選ばれたことが分かった。
同大会の聖火は2020年3月12日に古代オリンピックの聖地、ヘラ神殿前で採火され、宮城、岩手、福島の3県で「復興の火」として先立って展示された後、3月26日に福島県楢葉町・広野町のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジをスタート地点として日本全国47都道府県を巡る。
東京都では15日間にわたり、全62市区町村で聖火リレーを行う。1964(昭和39)年の東京大会会場だった「駒沢オリンピック公園中央広場」を7月10日にスタートし、開会式の行われる7月24日に東京都庁でゴールを迎える。
小平市、東村山市では7月14日、清瀬市、東久留米市、西東京市では翌15日に聖火ランナーが走る。各日の最終ランナーが走り終える地点では聖火到着を祝う「セレブレーション」でさまざまなステージプログラムや、聖火を聖火皿に灯すセレモニーなどを行う。
セレブレーション会場に選ばれた同園の広報担当者は「大会本部、東村山市と協力して、良いものにしていきたい」と話す。東村山市オリンピック・パラリンピック推進課は「聖火リレーのコンセプト『Hope Lights Our Way―希望の道を、つなごう―』に全生園がふさわしいものであり、聖火が通ることによって人々に新たな希望をもたらすことができる場所として、多くの市民、入所者の皆さまと共に聖火をお迎えできれば」とフェイスブック上でコメントを出している。