東村山の地元団体有志が9月29日、東村山駅前に志村けんさんの銅像を建立するプロジェクトを発足した。
「ありがとう志村けんさん。東村山市に銅像をつくるプロジェクト」と題し、東村山青年会議所、東村山市商工会青年部などで構成する実行委員会が市の協力を得てクラウドファンディングで資金支援者を募集する。
渡部尚市長は「志村さんが急逝されて半年を迎える。亡くなられてから、何らかのモニュメントを設置してほしいという声は多かった。コロナ禍を乗り越えて次の大きな一歩を踏み出すためにも銅像を建立し、志村さんの功績を後世まで残したい」と話す。
実行委員長の中野陽介さんは「支援いただいた方からのメッセージ、思いが目に見える形として残るため、クラウドファンディングを選んだ」と話す。支援者には任意で写真を送ってもらい、集まった写真でモザイクアートを作る構想も予定する。
目標金額は2,400万円。支援プランは1,000円コース(1人最大30口)1種類のみ。中野さんは「老若男女問わず1人でも多くの方から支援を集めたいと思い、一律とした。多くの方の支援が必要になるが、出来上がった暁には皆さんの思いがたくさん詰まった銅像になると思う」と話す。
「志村さんが残してくれたものはとても大きい。仲間内でも『何かできれば』という声は早い段階から出ていて、銅像を造る話が自然にまとまった」と中野さん。銅像の大きさは等身大で、ポーズは委員会内で検討するという。設置場所は、東村山駅東口にある「志村けんの木」近くを予定。聖火ランナーとして走るはずだった志村さんをしのび、2021年夏ごろまでの設置を目指す。
支援募集は10月30日まで。