早稲田大学安部磯雄記念野球場(西東京市東伏見3)で12月3日、元メジャーリーガーで前千葉ロッテマリーンズの監督、井口資仁(ただひと)さんと、元プロ野球選手、鳥谷敬(とりたにたかし)さんを講師に迎え、地元の小学生を対象にした野球教室が開かれた。主催は戸建住宅販売などの不動産業を手がけるタクトホーム(東伏見3)。
当日、市内の軟式野球連盟少年部に所属する11チームの小学校6年生80人が参加。キャッチボールや守備、Tバッティングといった基礎練習を行った。少し緊張した雰囲気の子どもたちだったが、普段受けられないプロ野球選手からの直接指導を聞き漏らさないよう、集中して取り組む様子が見られた。
井口さんは西東京市出身で田無第四中学を卒業。2006(平成18)年には西東京市の市民栄誉賞を受賞している。「また地元からプロ野球選手が出てくれるとうれしい」と笑顔を見せる。
開催の経緯について、タクトホームの小寺一裕社長は「昨年から、社会貢献の一環として井口さんと連携しながら同様の取り組みを行っている。野球を通じて西東京市の子どもたちの健全育成と、ジュニア野球の活性化につながれば」と期待を込める。