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西東京「サマーフェスティバル」終了へ 25年間の感謝込め出演者コラボも

初回からの参加団体「高円寺しのぶ連」と共演の「たなし連」。ファイナルでの勢いある演舞にも期待が高まる

初回からの参加団体「高円寺しのぶ連」と共演の「たなし連」。ファイナルでの勢いある演舞にも期待が高まる

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 夏の風物詩として毎年、田無駅北口駅前大通りの路上ステージの演舞で市民を楽しませてきた「西東京サマーフェスティバル」が7月28日、「THE FINAL」として惜しまれつつ25年間の幕を閉じる。

「琉球國祭り太鼓」のパフォーマンス

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 同イベント実行委員会が誕生したのは1994(平成6)年。駅前の開発によって、西武新宿線・田無駅北口には「田無西武」(現アスタ専門店街/リヴィン田無店)の建設が進み、道路も整備され旧来あった商店街の形が様変わりする中、「新しい商店街や、北口駅前の大通りを盛り上げるイベントを作ろう」と当時の商店会会長らが中心となり発足した。

 現実行委員長で第2回開催から参加している名古屋栄司さんは「どんなイベントにするのか、いろいろな祭りを見に行っては研究していた」と振り返る。そこで出会った「高円寺しのぶ連」や「琉球國祭り太鼓」「朝霞なるこ遊和会」らが応援パフォーマンスを披露したのが初回開催だったという。

 以降「地元の団体もぜひ参加を」との呼び掛けに応え続けてきたのが「たなし連」「都立田無高校ダンス部」「M’s&K’s(母と子のダンスパフォーマンス)」「TANASHIソーラン会」など。イベントに欠かせない存在となり共に場を盛り上げてきた出演者たちが、ファイナルとなる今回も団体同士のコラボ・パフォーマンスをたっぷりと披露する。

 名古屋さんは「実行委員会メンバーが高齢化し、開催維持が難しくなってきた中、新たな時代を築くべく次世代へバトンを渡す気持ちも込めて、終止符を打つことにした。この25年間で協賛をいただいた方々は、延べ500カ所以上にも上る。感謝しかない。最後まで素晴らしいパフォーマンスの数々を、多くの人たちに楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 同駅北口から直結している「ペデストリアンデッキ」では、模擬店が出店(27日・28日の11時~20時)、焼き鳥や生ビールなど16の地元飲食店が出店する。ダンス、バトン演技などのパフォーマンスも行われる。

 サマーフェスティバルの開催時間は15時30分~20時。雨天決行。

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