お茶とコーヒー、歩行者天国をテーマにした「学園坂ストリート喫茶天国」が10月13日、一橋学園駅近くの商店街を中心に開催される。主催はこだいら観光まちづくり協会。
イベントの仕掛け人は、普段は会社員として働く出口みちたかさん(小平市)と「Sunniy's coffee」の屋号で出張バリスタとして活動する草薙たみさん(千葉県柏市)。出口さんは休日を利用し、街のにぎわいを作るための市民活動ユニット「foo&bar DESIGN」を主宰。来る日本の人口減少問題に備えようと、「東京にふるさとをつくる」をテーマにしたまちづくりプロジェクトに取り組み、さまざまなイベントを開催している。
今回は市内で唯一の歩行者天国を有する「学園坂」に着目。近年コーヒーフェスティバルなどの人気が高まっていることから、「コーヒーとお茶を介して『喫茶』好きに集まってもらえたら」とキーワードに据えた。コンセプトは「ペアリング」。当日は店の軒先や空き店舗を活用し、各商店と出店者がコラボレーションした喫茶スタンドや屋台を設置する。飲食以外にもハンドメード雑貨やワークショップのブースを用意し、出店者と来場者が相互に楽しめる空間作りを目指すという。
駅前の公園には案内ブースを設置し、「学園坂マップ」の配布や喫茶飲み比べチケット(4枚つづり=1,000円)の販売を行う。チケットは喫茶店舗(現金支払いも可)のコーヒーやお茶に引き換えられるほか、ライブの投げ銭やワークショップの参加費としても使える。公園内ではライブ演奏や着物を着たスタッフによる「コーヒー野立て」なども予定。歩行者天国となる15時~18時の間は商店街の道路も使い、ストリートジャズの演奏でイベントを盛り上げる。
現在、「相席ツアー」として18歳~39歳の未婚男女を対象に参加者を募集している(先着50人)。参加者には1,000円分のチケットを進呈。6人~8人のグループごとに会場を回ってイベントを楽しんでもらうほか、スタンプラリークイズも企画中だという。出口さんは「昭和レトロな雰囲気を感じながらのんびりと坂を下り、喫茶をしてまた坂道を上る。そんな秋の1日を過ごしてもらえたら」と期待を込める。
開催時間は11時~18時。雨天時は縮小開催。ツアーの申し込みは電話(TEL 042-312-3954)とメールで受け付ける。