東久留米で、市内の小規模商店の良さをより多くの市民に知ってもらうためのツアー「くるくる商店めぐり」が開かれる。第1回は11月17日・18日・20日。主催は東久留米市商工会(東久留米市幸町3)。
和三盆工芸菓子専門店・象東(ぞうとう)の懐中しるこ「福ふくろう」
東久留米市は人口が2000年以降微増しており、市内人口の60%は子育て世代を中心とした核家族が占めている。「新たに市民となった消費者は、市内の小規模商店などの情報を入手する手段が少なく、多くは入店しやすい大手チェーン店に足を運んでいる実情がある」という。
950会員のうち600の商業関係者が所属する同市商工会は、「地元の店を知ってもらい、以後訪れるきっかけになれば」とツアーを企画した。中小企業診断士などがツアーコンダクターとして参加者に同行し、5店舗を一つのコースに設定して移動する。途中市内の観光名所などにも寄り道しながら、地元の商店を巡り歩く。行く先々では商品に関する豆知識や店主のこだわり・セールスポイントなどについて話を聞き、時には試食なども交えながら小規模商店の良さを見つけてもらうのが狙い。
今回のコースは東久留米駅の北側で2コース、南側で1コースの全3コースを予定。1日1コース設定で和洋菓子店・写真スタジオ・美容室・雑貨店などを巡った後、飲食店で昼食をとり解散する。
同市商工会担当の岩崎哲二さんは「地元のお店は『知らないと入りづらい』『気にはなるが素通りしてしまう』という声を聞く。しかし実際足を運んでみると個性的で魅力のあるお店が多い。それを市民の皆さんに伝えて、スタートラインに立っていただくところを応援する事業になれば」と話す。
開催時間は10時~12時。参加費は500円。各コース5人まで。申し込みは電話(TEL 042-471-7577)で受け付ける。第2回は2019年2月を予定。