狭山・境緑道に隣接する小平市「あじさい公園」(小平市美園町1)のアジサイが現在、開花の見頃を迎えている。
毎年「こだいらあじさいまつり」が開かれる同園では、窪地状の園内を彩る約1500株のアジサイや、小平にゆかりのある彫刻家・齋藤素巌(そがん)作のブロンズ像などを見ることができる。
今年の花付きはややまばらながらも、グリーンロードの散策と合わせて楽しむ見物客がスマートフォンやカメラを片手に来園し、平日もにぎわいを見せている。
電車で1時間半かけて来たという70代女性は「東京にもまだまだ知らないところがある。想像していたほどの規模ではないけれど、程よい広さで散策しやすく木漏れ日も気持ちいい。人混みは苦手なので、こういう場所はほっとする。友人に写真を見せてあげたい」と笑顔を見せる。
園内にはこの日、小さな子どもを連れた母親や年配の夫婦など、思い思いに散策し園内の池やアジサイを鑑賞する人の姿が多く見られた。
小平市によると、アジサイは種類や日当たりなど条件の違いにより順次開花し、6月下旬ごろまで見頃が続く見込みという。