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小平にベーグルと手作り菓子の店「メルシーベーグル」 体に優しい素材使う

「ベーグルが心から大好き」という荒木さん。看板は自身がチョークアートで描いた

「ベーグルが心から大好き」という荒木さん。看板は自身がチョークアートで描いた

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 小平にベーグルと手作り菓子の店「merci bagel(メルシーベーグル)」(小平市上水本町6、TEL 042-324-9732)が、店主が生まれ育った家の1階の一角を借りてオープンして3カ月がたった。

楽しい雰囲気の店内

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 「お菓子が好き」という店主の荒木千恵子さん。約15年間パティシエとして働くなか、自分の店を持ちたいと考えていた。3年前に富山へ旅行で訪れたとき、健康に考慮した素材のベーグルに出合ったのをきっかけに、「ベーグルの魅力にはまってしまった」という。

 さまざまな店のベーグルを食べ歩き、違いを研究するだけでなく、都内のベーグル専門店で基本を学んだ後、「本場のニューヨークベーグルではなく、日本人向けのオリジナルのベーグルを作りたい」という思いから独立を決意したという。

 「小平生まれ小平育ちの私が作る、毎日食べても飽きない味を目指している」と話す荒木さん。早朝4時には厨房に立ち、「もっちりとしてパサつかない、粉の香りを楽しめるベーグルにするため、生地をじっくりと低温発酵させる」と話す。

 「体に優しい」をコンセプトに、北海道産小麦と沖縄の塩を使用し、「素材をより素材らしくするために卵や乳製品、バターは使わない」という。さまざまな試作を重ねた、具材の違う約20種類のベーグルを販売する。レギュラーのほか、季節ごとのベーグルサンドも用意し、SNSを使って情報を発信する。

 荒木さんは「食はおなかを満たすだけではなく、心や体を豊かにする。コロナ禍でおうち時間も増えた今、具材をたっぷり詰め込んで、家庭での食事の時間が少しでも楽しいものになるお手伝いができれば」と話す。

 冬季は期間限定のベーグルサンド「ベリーショコラテリーヌクッキークリーム」を販売する。「子どもたちが地元でベーグルと出合い笑顔を交わすような、この街に溶け込んだ店に育てたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時(売り切れ次第終了)。日曜・月曜定休。年末年始12月26日~1月4日は休み。

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