東村山市は12月14日、子育て世帯への臨時特別給付金の10万円について、現金一括で年内に給付すると発表した。
同市から本年度の9月分児童手当を受給した中学生以下の児童約1万4千人が対象となる。申請は不要で、準備が整い次第、年内に支給を始める。年内の給付予定以外の対象者については来年1月以降、順次現金一括で支給する。
子ども家庭部子ども保健・給付課長の嶋田さんは「元々、年内に5万円の現金給付を目指し12月20日の市議会定例会最終日の補正予算の議案として提出する予定で調整していた。13日の岸田総理の答弁を受け、急きょ調整して何とか10万円全額給付を間に合わせた」と話す。
給付金については、政府の方針転換により現金一括給付が容認され、年内に10万円現金給付を目指す自治体が増えている。しかし「スケジュール的に間に合わない」との声も多い。
嶋田さんは「(岸田総理の発言が)もう半日遅かったら間に合わなかった」と話す。