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小平のベトナム人技能生が3回目の正月 「日本の正月は楽しいけど短い」

ティエンさん(右)と友人のホアンさん

ティエンさん(右)と友人のホアンさん

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 小平市に住むベトナム人特定技能生のブイ・ドゥック・ティエンさんが、日本に来て3回目の正月を迎えた。

ティエンさんの住むアパート

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 「日本の正月は楽しいけど短い」というティエンさん。「ベトナムのお正月は2週間くらいあって、夜中に爆竹を鳴らしたりして、とてもにぎやか」と話す。「テト」と呼ばれるベトナムの正月は、旧暦の2月に行われる。親族が集まり、日本の「ちまき」に似た「バインチュン」などの伝統料理を食べ、寺で祈るのが一般的だという。

 2018(平成30)年10月に技能実習生として来日したティエンさんは、カー用品店に整備士として勤務。来日当初は「文化の違いに苦労した」と振り返る。

 「日本人は仕事を一番大切にするが、ベトナム人は家族を一番大切にする。仕事は17時頃に終わって、必ず家族や子どもたち食事を取る」という。長時間労働と残業が常態化する日本の職場に「戸惑いを感じた」としつつも、「もう慣れたから大丈夫」と話す。

 「コロナ禍の前は旧正月に合わせて帰国したが、今はそれもできない。もう2年、帰国していない」と話す。

 2日は友人と「明治神宮に初詣に行く」というティエンさん。「短い正月を楽しみたい」と笑顔を見せる。

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