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「きたたま農愛ランド」が竹田商店とドレッシング開発 4市の梨を「クアトロミックス」

4市の生産者。左上から時計回りに関園芸(清瀬)、保谷果樹園(西東京)、収穫祭 小山園(東村山)、奥住果樹園(東久留米)

4市の生産者。左上から時計回りに関園芸(清瀬)、保谷果樹園(西東京)、収穫祭 小山園(東村山)、奥住果樹園(東久留米)

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 都市農業の重要性をPRする「きたたま農愛ランド連携協議会」と竹田商店(恩多町3、TEL 042-313-2361)が共同開発した製品の第1弾「きたたま農愛ランドレッシング 梨」の販売が9月17日、始まった。

アレンジしやすいノンオイルタイプのドレッシング

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 東村山・清瀬・東久留米・西東京の4市とJA東京みらい、J:COMなどで構成される同協議会が、東京観光財団の「地域資源発掘型実証プログラム事業」の一環として実施するもの。これまで田植え体験や収穫体験のほか、ハーブ専業農家でのハーブ摘みツアー、恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主の笠原将弘さんを東久留米の割烹(かっぽう)に招いた「農愛ランドレストラン」などの企画を打ち出し、都市農業の魅力をアピールしてきた。

 初めての取り組みとなるオリジナル製品の開発は、東村山の調味料メーカー「竹田商店」に依頼し実現。社長の竹田さんは「製造に当たっては4市全てで作られている農作物を使うこと、今までにない味のものであること、農作物自体の特徴が出ていることなどの条件をクリアしなければならなかった」と振り返る。試作で使ったストックの梨ピューレと、本製造で使った「幸水」を中心とする梨では味の傾向が違い、仕上げの工程で配合を急きょ変えるなどの苦労もあった。「無事に納得いただける製品に仕上がり、安堵(あんど)した」と竹田さん。

 味の監修を担当した野菜ソムリエプロの増田純代さんは「梨の爽やかな甘み、レモンの優しい酸味、ほんのりバジルが香るとても上品な味のドレッシング。北多摩4市の貴重な梨を皮ごとふんだんに使っているので、梨の風味をしっかり感じられる」と話す。そのままノンオイルでさっぱりとした味を楽しめるほか、好みのオイルや調味料を加えることでオリジナルドレッシングとしてもアレンジできるという。特設サイトでは、増田さんをはじめとする野菜ソムリエのお薦めレシピも紹介する。

 竹田商店の直営ショップやネット通販で取り扱うほか、今後はJA東京みらい新鮮館の3店舗(東村山、清瀬、東久留米)でも販売する予定。試作や選定の様子を収録した特別番組を10月からJ:COMで放映する。

 価格は200ミリリットルペットボトル=640円。数量限定。

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