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小平「カミカワハウス」でムサビ生の版画展 技法の違う3作品展示

制作者の(左から)駒形歩華(ほのか)さん、國崎葵さん

制作者の(左から)駒形歩華(ほのか)さん、國崎葵さん

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 小平の「ギャラリー&カフェ カミカワハウス」(小平市上水新町2)で3月8日、絵画展「武蔵野美術大学版画専攻3人展『idol(アイドル)』」が始まった。

Gallery & Cafe カミカワハウス。西武国分寺線鷹の台駅から徒歩5分。玉川上水沿いに立地する

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 同店築50年の家屋を改装した同展。1階はカフェとして営業。2階はギャラリーとして開放している。柱や梁(はり)をむき出しにした内装は白を基調とした明るい空間。大きな窓の眼下には玉川上水を望む。

 展示は、駒形歩華(ほのか)さん、板垣美月(みずき)さん、國崎葵さんの3作品。同じ版画作品だが、それぞれが別の技法を使っているという。

 「版画というと板を彫る木版をイメージする人が多いが、実際は『木版』『リトグラフ』『銅版』『シルクスクリーン』の4つに大別される」と駒形さん。水と油の反発を利用したり、小さな穴から塗料を吹きつけたりと技法はさまざま。共通する特徴は、版があれば同じ作品が何枚も作れる点。

 「版画は印刷技術の発展の歴史ともいえる。コンピューターで作ったデータをプリンターで印刷したものも広義では版画」と話す國崎さん。自身の作品もデジタルプリントしており、商業的なアニメやゲームなどの影響が色濃い。武蔵野美術大学は2023年度より、版画専攻は「グラフィックアーツ」へ名称変更する。

 営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。入場無料。今月26日まで。

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